当時、私が小学生だった時の話になります。給食の時間が楽しみと言う友達が多い中、私はすごく給食の時間が嫌でした。なぜかというと、毎日ご飯が食べきれずに昼休みの時間も残ったご飯との格闘があったからです。私の他にも1人か2人決まったメンバーで残されていましたね。その時間に校庭で走り回っている友達を見て羨ましかったですね。走り回っている立場の人から見たら残されている方はどう見えるんでしょう。
会食恐怖症関連の記事です。気になるものがあればそちらも見ていただけると嬉しいです。
それでは今回の目次になります。
当時の学校給食はこんな感じでした。
給食の時間が楽しみだと思ったことがない
給食が楽しみだと言う人がほとんどでしょう。ただそれが全員ではないということです。少なくとも私は楽しみだと思ったことはありません。その理由はこちらです。
ご飯の量が一定で個人差に配慮していない
小学校低学年時、私の体格は周りと比べると小さく細かったです。身長順に並ぶと一番前でした。食べる量もそれほど多くなく、まさしく少食でした。
ご飯を8割ほど食べるとお腹が苦しくなってきてスープなどと一緒に飲み込んで頑張っていました。それでも残り1割ほど残ってしまうんですよね。このたった1割が食べきれなくて毎日苦しんでいたわけです。
さらには3年生と5年生に上がったときはご飯の量が増えます。2年生の後半と4年生の後半になるとギリギリ食べれていたご飯が増やされて、また苦しさとの格闘の日々がやってくるのです。
標準とされているご飯の量について行けてないんですよね。食べる量が多い人には少ないかもしれませんが、それほど食べない人にとっては多いんですよ。当時は全部食べてからじゃないと昼休みはありませんというような教育環境でした。
食べたくても食べられないのに、それを食べろと言われるのです。今思うと理不尽だなぁと思いますよ。小学生の頃は素直ですからね。先生に言われたことはやらなきゃいけないんですよ。勇気を持って気持ちが悪くなるんです、って言ったこともありましたが、我慢して食べなさいと言われた時は泣きましたね。
少 中 多 というように一人一人が選べるようになればいいと思います。それだけで給食が楽しいと思える人が格段に増えると思うんですがどうでしょう。
全員が同じでないのに無理に食べさせられる
体格や食への関心、さらにはその日の体調など、食べる量というものは人によって、さらにはその日の体調などでかわるものです。それを先生は誰にでも完食を強制していました。例にすると牛丼の並でちょうどお腹がいっぱいになるのに無理矢理大盛りを完食しろと言っているわけですから、なんとも理不尽ですよね。
全部食べ終わるまで昼休みを与えられない
さて、食べきれない場合はどうなるのか。
食べ終わった友達は外に遊びに行ったり教室の中で話をしたりと自由に昼休みに入ります。完食出来ていない人は全部食べるまで格闘は続きます。
周りで遊び始まった友達から見ると残されている人のことはどう見えるのか。そう考えると仲間外れにされているような気持ちになりました。
なんで毎日昼休みも与えられずに無理矢理食べろと強要されるのか。そう思ってました。今では改善されていると思いますが、辛い経験でしたね。今でもそれがトラウマとなって会食恐怖症のきっかけになっていると思っています。
気持ちが悪くなっても回避できない恐怖
体が拒絶して食べ物を食べ物と思わなくなります。
先生に気持ちが悪くなるので食べれません。と言ったことがありました。その時の答えは、それでも我慢して食べなさい。でした。すごくひどいことを言われました。そのような環境で食を楽しめると思いますか?貧しい人がいて食べ物を残すことは良くないということは分かっていますよ。ただ、食べたくても食べられないのに、それを食べろと強要するのは違うと思います。
気持ちが悪くなるので。勇気を持って話した一言でしたが、それでも食べないといけない環境なんだな、と小学生の素直な気持ちは対抗する事ができずに泣いてしまいましたね。
周りから見れば泣くくらいのことじゃないよね?そんなの食べればいいじゃん。と友達に言われた事がありました。
それは私の心は酷く落ち込み、大人になった今でも会食恐怖症というものに変わっていくのです。
まとめ
僕はピーマンが嫌いだから食べないで残そうっと。
だめです!食べなさい!
気持ちが悪くなってピーマンが食べられません。
だめです!食べなさい!
食べない。には2通りある
学校給食ではその昔、完食指導というものがありました。食べたくなくて食べない人。 食べたいけど食べられない人。の、食べない。には2通りあります。当時の先生にはその判断が出来なかったのではないかと考えています。現在の給食は改善されていると思いますが、当時辛い思いをした人はたくさんいると思われ、会食恐怖症になる要因となっていることは明らかです。
情報が増えてきて理解される環境になってきている
当時は情報というものがあまりなく、周りに相談しても変に思われて終わり。というようなことも少なくない時代でした。
今ではインターネットを通じて色々調べられたりできる時代です。
会食恐怖症ってなに?と言われた時にページを開いて見せるだけで済むので昔に比べれば理解もしてもらえるのかな、と。そのような時にはぜひこのページであって貰いたいと思いつつ書かせていただきました。
読んでいただきありがとうございました。