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【社交不安障害】人前で注目されると顔が赤くなり、声が裏返ってしまう人が、薬の処方で改善した。

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小学校のクラスで、国語の時間に教科書を読まされた時に、声が裏返ったり、きちんと発声出来なかったりする人が必ず1人はいるものです。そうです、それは私です。ただ注目されて恥ずかしいから顔が赤くなるだけだと思っていましたが違います。それは社交不安障害からくるもので、人前で何か失敗して恥をかいてしまうのではないかという不安感を強く感じる病気です。

1人で悩んでいた頃は、『こんなの絶対良くならない』『このまま社会に取り残されて引きこもりなのかなぁ』と思っていましたが、社交不安症は薬の処方と認知行動療法が効果的で、治療後、普段の生活で発作が出ることがなくなりました。もし、悩んでいるのであれば1度心療内科で相談してみてください。

社交不安症、社交不安障害とは

今日は朝礼でみんなの前に出てスピーチする日だなぁ。

ちどり。
ティラノ

今日のスピーチは声が裏返ってしまう人か。

あ・・・。おはようご・・・ざいます。

ちどり。

スピーチの後には緊張が戻り普段通りに戻る

スピーチ終わったぁ。さぁ仕事がんばろ。

ちどり。

このように心配していることが終わると、何事もなかったように体調が戻ります。対処方法が気になる方はこちらの記事も見てください。

【社交不安、予期不安】こんな時はどうしてる?パニック発作が起きそうな時の対処方法

どんな症状か

人前で話をする時に極度に緊張をしてしまう

人前に出てスピーチをさせられるような時には、強く緊張してしまい、顔が赤くなったり、動悸、発汗や声の震え、吐き気などの症状が出てしまう。1度でも、これらの発作が出てしまうと、予期不安(事前から緊張してしまい強い不安に襲われること)が起きてしまうことも。

人前で電話に出ることが嫌だ

電話に出なくてはいけない状況などで酷く緊張してしまう。これは電話の相手にどう思われるか心配で緊張してしまうパターンと、周りに人がいる状況で、電話内容を聞かれることで苦痛に感じるパターンがある。どちらもうまく発声出来なかったり、動悸や発汗などの症状が起こる。

人の集まりに混ざるのが怖い

集会などの人の集まりに参加するのが苦手。人に囲まれてしまうために、逃げられない状況が作られてしまうと緊張してしまい発作が起こる。1度発作が起きて周りの人に心配されるようなことがあると、集会に参加することが決まった時点で発作が起きることがある(予期不安)。

目上の人や怖いと思う人との会話が緊張で出来ない

目上の人というのは、主に職場環境です。歳上で気の強い相手や、理不尽なことを言う上司に強い口調で言い寄られると、言いたいことがあっても声に出なかったり、うまく発声しなかったりします。

うまく発声出来ないことを問い詰められると、さらに何も言えなくなり、ここまでの状態まで来ると職場に行きたくない、行こうとすると発作が起きてしまう状況になってしまうでしょう。

社交不安障害はなぜ起こるのか

社交不安障害の原因は詳しく分かっていませんが、不安を過度に感じてしまいやすい人がなりやすいようです。

人前などでストレスを感じたときにパニック症状(動悸、息切れ、吐き気など)を起こすことがあります。1度でもパニック症状を起こしてしまうと、同じ環境で不安になり、どんどんストレスが大きくなっていく悪循環になります。

不安が大きくなると逃げ出したい願望が強くなり、不安の原因から避ける行動をとるようになります。これを逃避行動と言います。さらに逃避行動により、行きたくてもいけない、したくても出来ない状態になったこと社交不安障害と呼びます。

社交不安障害の治し方

社交不安障害は薬物治療と相性が良く、なんと90%以上の方が改善、回復すると言われています。

私の場合は、心療内科で相談し薬を処方してもらったら数ヶ月で改善しました。

薬物療法が効果的

大勢の前で注目されたりすると、赤面し、緊張してしまい、言葉もうまく出せなくなる私が、それほど緊張することが少なくなったのは、薬物療法のおかげです。

成功体験で自信をつけていく

これまで行動範囲を制限されていたとしても、薬物療法により不安感が取り除かれ、今まで怖かった状況でもそれほど苦ではなくなります。

前に発作が起きたから怖いという場所でも、ちょっと不安かな?くらいの気持ちになります。もし緊張が強いようなら頓服の薬を飲んでもいいし、薬の力を借りて少しづつ行動範囲を取り戻していきましょう。

今では公共の乗り物、電車やバスも1人で乗れるようにまで回復しました。

怖いから行かない(やらない)。だったことが、不安だけど行ってみよう(やってみよう)。になり、発作が出なかったなどの成功体験を経験することで、不安が解消されていきます。

まとめ

不安感を感じることにより、極度の緊張をしてしまう不安症ですが、薬の処方でこの不安感を取り除くことができます。

副作用により吐き気やめまいなどを感じることがありますが、飲み続けると脳のバランスが取れてきて治ってきます。この辺は心療内科の先生に詳しくは聞いてほしいと思います。

不安感のない生活、極度の緊張のない生活を想像してみてください。どんな生活になりますか?

私はもっと早く心療内科に行くべきだったな、と後悔しています。

ここまで読んでくれている人は心療内科に行くか行かないかで悩んでいる人かと思います。この病気の治療はなるべく早い方が治るのも早いです。なので、悩んでいる人は先生に相談を聞いてもらうという感覚で気軽に行ってみてください。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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