毎年、夏が来ると最高気温の記録更新とか必ず更新してくる。
昔は夏が好きだったけど、最近の夏の暑さときたら少し動いただけでも体力が奪われるほど。
そして熱中症とパニック症状の症状が似ているため、すごく不安になります。
実際に私も、屋外で少し無理をして作業をしていたら頭痛、手の震え、吐き気に襲われ、涼しいところで休憩をして症状は軽くなりましたが、次の日にも頭痛が残ったりして大変危険だったんだな、という経験をしました。
ほんと熱中症やだ。まぁ好きな人なんていないんですけどね。
ではどうぞ。
熱中症とパニック障害
症状の違い
熱中症の症状 | パニック障害 |
---|---|
めまい | めまい |
体のだるさ | 動悸 |
吐き気 | 吐き気 |
筋肉の緊張 | 筋肉の緊張 |
など、似ています。
なので、熱中症に対してもパニック障害と同じように恐怖している人も多いのではないでしょうか。
1度熱中症になったことがある人はわかると思うのですが、炎天下の中で仕事をすることが怖くなってしまいます。
そうです、熱中症に対して予期不安があるんですよね。
パニック障害を寛解したい人にとって熱中症はすごく足を引っ張ってくるので、まずは熱中症に恐怖しないように対策をきちんとして治療の弊害にならないようにしていきたいですね。
私の場合、予期不安は起きてすぐとか、仕事に行く時間の少し前になると発動してしまいます。
なんとか落ち着かせてから車の運転をしています。落ち着く前の運転は危険なのでやめてくださいね。
熱中症の重症度レベル
熱中症重症度レベル
重症度
Ⅰ度 現場での応急処置で対応できる軽症
- 手足が痺れる
- めまい、立ちくらみがある
- 筋肉がつっぱる、痛い
- 気分が悪い、ぼーっとする
Ⅱ度 病院への搬送を必要とする中等症
- 頭痛がする
- 吐き気がある
- 体がだるい(倦怠感)
- 筋肉がぴくつく
- 意識がなんとなくおかしい
Ⅲ度 入院して集中治療の必要がある重症
- 意識がない
- 筋肉の痙攣
- 呼びかけに対して返事がおかしい
- 真っ直ぐ歩けない
- 体が熱い
参考:全日本病院協会
熱中症対策
重症度による対処策
重症度Ⅰ度
現場での処置が可能です。
涼しい場所へ移動し、衣服を緩めて体を冷やします。
冷たい水で濡らしたタオルで太い血管の場所(脇下、首、足の付け根)を冷やすのも効果的です。
車が近くにある場合などは冷房をつけ水分を補給して横になり休みましょう。
できるだけ早く体温を下げることが大切です。
重症度Ⅱ度
現場での処置が難しいです。病院への搬送が必要です。
重症度がⅡ度になると、回復しても頭痛が数日続いたりというような症状が残る可能性が出てきます。
動けないようなら重症度Ⅲ度になることもあるのでなるべく早く涼しいところへ移動し、体を冷やすようにして病院で処置をしてもらいましょう。
重症度Ⅲ度
入院の必要が出てきます。熱中症による後遺症の心配も出てきます。
呼びかけに反応しなかったり、体温が異常に高い場合は、一刻も早い処置が必要です。水分補給が自力でできない場合が多いので、この場合は救急車をすぐ手配します。
行動
めまい、立ちくらみがあったら熱中症を疑いましょう。
そうなる前にこまめに水分を補給することが大事です。1日に1.2ℓが目安ですが、私は炎天下で作業する場合は日中だけでも2ℓ以上飲むことがあります。
可能なら日影を利用したり、涼しい時間帯で屋外作業をするのがいいと思います。
暑さに体を慣れることを暑熱順化と言います。
真夏に向けて徐々に暑さに強い体に仕上げていくことも対策としては有効です。
持ち物
屋外で作業する時には必須というくらいメジャーになった空調服。最近では値段が安いものも出回り始め、私も仕事中に愛用しています。
湿度があって風がない時は最悪ですよね。汗をかいた時に服がベタベタまとわりついてきます。このような状態だと、どんどん体温がこもってしまいますが、空調服は強制的に風を送るので湿度がある状況でも汗を発散させてくれます。
まとめ
1度熱中症になると予期不安を促したり、そもそも夏が嫌いになってしまうことになる可能性も出てきます。
現在いろいろな熱中症対策のグッズが発売されていますので、上手に使って自分が熱中症にならないようにこの夏を過ごしましょう。